「個人心理学研究」執筆と投稿の手引き

Japanese Journal of Individual Psychology


原稿作成と投稿形式

  • 論文の長さは、図表を1 枚500 字として換算して、原著論文および総説は20,000字以内、資料論文は12,000字以内とする。
  • 原稿は、A4サイズを縦に使い、1ページ、32 字×25行(800 字)で作成する。作成した原稿は、日本個人心理学会編集委員会のメールアドレスにファイルを送付する。
  • 原稿提出の際には、投稿チェックリストも添付する。

表紙

  • 表紙は、本文から独立して以下の2ページを作成する。
1ページ目は、論文の題名、著者名、所属機関の順に、日本語と英語で記載する。
2ページ目は、英語を母国語とする者の校閲を受けた英文アブストラクト(200語程度)、および論文内容を表す英語・日本語両方のキーワードを3つまで記載する。

本文

  • 本文中では、極端に細かな章・節の区分を避ける。
  • 略語は初出時にフルスペルを記し、その後の( )内に略語を記載すること。
  • 同意語や類似概念の混在を避け、名称や用語を統一すること。
  • 図表はそれぞれに通し番号を付け、本文中に「図1を挿入」のように、挿入箇所のみを明らかにする。図表自体は、1枚の用紙に1つずつ図または表を書き、本文の最後に添付する。
  • 注や謝辞は、煩雑にならない程度に脚注形式を使用する。
  • 注や謝辞自体は、本文とは別に1枚の用紙に通し番号順に書き、論文に添付する。
  • 本文中、特定の活字での印刷を希望する箇所にはその旨朱記する(例えば、「ギリシャ文字」など)。なお、本文中の数式は、関数記号以外はすべてイタリックで印刷される。

本文中の引用

  • 本文中に引用される文献の形式は、以下の記載例に従うこととする。
  • 引用した著者名には必ず原語を使用し、カタカナ表記はしない。当該文献の著者が3名以下の場合には全員、4名以上の場合には3人目まで書き、4人目から et al. (日本語文献の場合は“ほか”)とする。

 

[記載例]

 

◆本文中主語:

岸見(1999)は、・・・

八巻・深沢・鈴木(2017)によれば、・・・

Dinkmeyer, Carlson & Michel (2016)は、・・・

Maniacci, Shulman, Griffith et al.(1998)は、・・・

八巻・深沢・鈴木・箕口ほか(2019)によれば、・・・

 

◆文末引用(括弧):

・・・である(岸見, 1999)。

・・・である(鈴木・八巻・深沢,2015)。

・・・である(Manaster & Corsini, 1982)。

 

 

◆括弧内での文章形式の引用:

・・・と言える(詳細は、岸見・古賀,2013を参照)。

 

◆括弧内連続引用(アルファベット順):

・・・である(Dreikurs & Soltz,1967 ; 野田,1986)。


引用文献

本文中に引用した文献等は、論文末尾に一括して以下のように示す。

  • 各文献は筆頭著者名のアルファベット順(同一著者の場合は発表が古い順)に記載する。
  • 著者氏名は、全員の氏名を省略せずに記す。
  • 欧文・邦文とも雑誌名は略称しない。
  • 欧文引用文献の出典はイタリック(斜体)で示す。すなわち引用文献が雑誌の場合は(論文タイトルではなく)雑誌名、書籍の場合は書籍名をイタリック(斜体)で示す。
  • 雑誌巻数はボールド(太字)で示す。雑誌巻数はボールド(太字)で示す。
  • 学会報告に 関しては、当該大会公式報告(発表論文集、抄録集)が発行されていれば、その掲載ページ数を明らかにする。

詳細は以下の例を参照すること。

[記載例]

 

◆外国語論文:著者名 発表年 論文題名. 雑誌名, 巻数(号数), 開始ページ-終了ページ.

Abramson,Z. 2007 Adlerian family and couples therapy. Journal of Individual Psychology , 63, 371-386.

Edwards,D. & Mullis,F. 2003 Clasroom meeting: Encouraging a climate of cooperation. Professional School Counseling, 7(1),20-28.

 

Kern,R.M., Stolz,K.B., Gottlieb-Low,H.B. & Frost,L.S. 2009 The therapeutic alliance and early recollections. Journal of Individual Psychology , 65, 110-122.

 

 

◆外国語書籍(原書):著者名 発表年 書籍名. 出版社所在地: 出版社.

Carlson,J. & Slavik,S. (Eds.) 1997 Techniques in Adlerian psychology. New York: Routledge.

 

Savickas,M.L. 1998 Career style assessment and counseling. In T.J. Sweeney (Ed.) Adlerian counseling: A practitioner’s approach (fourth edition).  329-359. Philadelphia; Accelerated Development.

 

 

◆外国語書籍(翻訳書):著者名 発表年 書籍名. 出版社所在地: 出版社.

Chew,A.L. 1995 A primer on Adlerian psychology: Behavior management techniques for young children. Lakeworth: Humanics Publishing.(岡野守也(訳)2004 アドラー心理学への招待 金子書房.

 

 

◆日本語論文:著者名 発表年 論文題名. 雑誌名, 巻数(号数), 開始ページ-終了ページ.

八巻秀 2017 〈ブリーフ〉はどこから来たのか,そして,どこへ向かうのか-〈ブリーフ〉の臨床思想の試案. ブリーフサイコセラピー研究, 7, 7-20.

浅井健史 2013 「勇気づけ」をもたらす非専門家の関わり-エピソードの分析による態様とプロセスの検討. 日本コミュニティ心理学会第16回大会発表論文集, 98-99.

 

 

◆日本語書籍:著者名 発表年 書籍名 開始ページ-終了ページ. 出版社名.

深沢孝之 () 2015アドラー心理学によるスクールカウンセリング入門-どうすれば子どもに勇気を与えられるのか アルテ.

和田秀樹 2015 アドラーと精神分析 アルテ.

鈴木義也 2017 見立て. 八巻秀・深沢孝之・鈴木義也() 臨床アドラー心理学のすすめ-セラピストの基本姿勢から実践の応用まで 45-81. 遠見書房.

 

 

◆インターネット上の資料:著者 アップデート年 資料名.サイト名 URL (アクセスした日)

文部科学省 2018 平成28年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の確定値の公表について. http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/02/1401595.htm(2018年9月14日)

 

 

◆新聞および雑誌の記事:掲載紙名 発行年 資料名. 発行日と朝刊/夕刊.

朝日新聞 2015はじめてのアドラー心理学. 1129 日朝刊.


図表作成

  • 末尾に付される図表については、1枚の用紙に1つのみ記載する。
  • 図表のそれぞれには通し番号を付け、表の題 名は表1、表 2…として表の上部に、図の題名は図1、図 2…として図の下部に書く。
  • 図表は原則として1 枚500 字として換算し、全体の字数制限を超過しないように留意する。

その他の注意事項

  • 数字は原則的に算用数字(半角)を用いる。
  • 原則として、研究対象者にインフォームドコンセントを行い、成果の公表において対象者、その他の関係者の承諾を得ていなければならない。
  • 論文の内容と研究の手続きは、「日本個人心理学会倫理綱領」に準じていなければならない。