倫理綱領

1.

　本学会の会員は、アドラー心理学の研究および実践において、関係者の人権と価値観を尊重し配慮するよう努めなければならない。

2.

　本学会の会員は、アドラー心理学の研究および実践において、関係者に十分な情報を提供し、同意を得るよう努めなければならない。

3.

　本学会の会員は、アドラー心理学の研究および実践において、専門家としての自覚と責任をもって、関係者の心身両面の安全と環境に配慮するよう努めなければならない。

4.

　本学会の会員は、アドラー心理学の研究および実践において、取得した個人情報および相談内容等の情報については、自傷他害の恐れのある場合または法律に定める場合を除き、守秘義務を負う。また会員は、研究または実践の公表に際して特定個人の資料を用いる場合には、対象者のプライバシーを保護する責任をもつ。このことは、会員をやめた後も、同様とする。

5.

　本学会の会員は、学術会議への参加、専門的な訓練などの研修の機会を通じて、アドラー心理学に関する知識と経験を継続的に獲得し続けることで、専門性の形成と向上に努める。

6.

　本学会の会員は、アドラー心理学に関する研究者および実践者の養成のための教育と指導において、その人権と価値観に配慮するよう努めなければならない。

7.

　本学会の会員は、アドラー心理学の研究および実践において、アドラー心理学に関する正しい理解の普及を図り、その知識・理論・技術・方法ならびに学会名称をみだりに利用してはならない。

8.

　本学会の会員が、この倫理綱領に明らかに抵触し、違反があるとの疑義が生じた場合、会員の資格について検討しなければならない。

附則

　本倫理綱領は2019年3月3日より施行する。